【公式レポート】【前編】熱狂の舞台裏。能楽堂イベント「幽玄の扉」ハイライト・感動の記録

最高の瞬間:能楽堂が放つ光の中で

【新境地2025 私の哲学 幽玄の扉】

無事に開催することができました!感無量です!!!涙

関わってくださった皆様、お越しくださった皆様、本当にありがとうございました!


名古屋能楽堂でイベントを開催する。
私の中では、これはかなりの勇気を持って決めたことでした。

当日まで、いえ、当日も、瞬時に様々な意思決定をしながら
本番を迎えました。

「どうなるのだろう?」という予想すらできないまま、
ドキドキしながらも冷静に準備を進めました。

楽屋も作っていただきました。
そちらでものすごい速さでの着付けを実現してくださったのは
着付けの礼子先生。
15分しかない中で、ご無理を言いました。
ありがとうございます!

それほど、細かいタイムラインとどんどん時間がおす現実

昨日から会場に入り、仕込みとリハとを全力で行って
当日は朝からリハと、会場準備。
その間にヘアメイク、と
しっかり予定は組んであるのですが、予想通りにはならないのが
イベントというもの。

今回はかなり細かく役割分担をして
多くの方にサポート側にも回っていただいていたのですが
それでも、色々と間に合わない・・・

緊迫の時間が続きます。

舞台裏で出演者全員で心合わせをして、
あっという間の開場時間

いざ、ステージが始まると、
出演者皆さんのが心地よく、能舞台に響き、能楽堂の空間に放たれていく…。

そうそう、この感覚

能楽堂が持つが、あわく温かく舞台を包み込み
お客様に見守っていただきながら
出演者の皆様もともに助け合いエールを贈りながら
それぞれの新境地がお披露目されました。

19組の「伝える」が織りなす感動の競演

舞台に立つ誰もが、それはそれは美しく、最高の表情を見せてくれました。

(ステージの様子はまた詳しく別の記事にて投稿します。)

今回は、声を使った表現の場「声フェス」が10回目の節目を迎え、
大人の演劇チーム「美女優部」もseason10という、
記念すべきステージとなりました。

私を含め19組のステージは、
「こんなに色々な表現方法があるのね!」と
観ていただく方にとって楽しい時間になったのではないかと思います。

私たちの「伝える」が、
伝統ある名古屋能楽堂という舞台に守られて、
今を生きる私たちの
躍動としてご覧いただけたのではないでしょうか。

今回、こだわったのは、能舞台だからこその舞台美術です。
ご縁ある方にお力をお借りして、このような華やかな場ができました

  • 大学時代に取り組んでいた演劇部「鯱」の同級生である
    さやかに依頼した、能舞台の上のバラの装飾。能舞台の上に「バラ」としたのは、
    私たちの表現が花開くという意味でもあり、
    今回の舞台は「国際芸術祭あいち2025」のパートナーシッププログラム (リンクはこちら) 
    でしたので、そのリンクとして・・・
  • 美女優部のお芝居で、磐座を見立てた竹のオブジェは、マキバアーキテクツスタジオさんの作品。
    (本番の舞台ではないので、本番の写真は後日!)
    ・美女優部の衣装の一部は、べんがら泥染め えまほあも emahoamo  まゆ美さん(美女優部メンバー)の
    染めた布を使って「神様」を表現しました。(様々な色や柄で染めてくださいました)

    未知数なことが多々ありましたが、
    和泉流狂言師 重要無形文化財総合指定保持者 でいらっしゃる
    今枝郁雄様(写真一番右)(リンクはこちら)に様々な角度からアドバイスをいただき、
    ここまで創り上げることができました。
    今枝さんがいてくださらなかったら今回の舞台はこのように実現できておりません。
    心から感謝いたします。

    そして、今回も美塾 内田裕士塾長(写真一番左)(リンクはこちら)のお力をお借りし、
    現在の私を語る上で欠かせない存在として、
    私たちの挑戦を支えていただきました。心より感謝申し上げます。

     

    最高の舞台を創り上げたプロフェッショナルへ

    最高の体験を創り上げた運営・技術チームに、改めて感謝いたします。

    • 音響、舞台監督チームのトリニティ ノラさん
    • 照明の栄介くん
    • 撮影チームの池田真理子さん雄太さんチーム
    • 皆さんの着付けをしてくださった万陽さん
    • ヘアメイクのちえみさん
    • 私の着付けをしてくださった礼子先生
    • 高校時代の同級生として巻き込まれてくれ、私のオリジナル曲の楽曲提供と
      様々なアドバイスをしてくれたHIEIくん(リンクはこちら)

    皆様と共に創り上げた舞台は、一瞬一瞬が眩しかったです。本当にありがとうございました!

     

    【後編予告】舞台裏で感じた「正直な悔しさ」と、私たちが次に見据える「新境地」

    最高の舞台、最高のチーム、最高の出演者メンバーと共に大成功を収めたイベント。

    しかし、この感動の裏側で、私はある大きな悔しさを抱きました。
    この素晴らしい舞台を、もっと多くの方に届けることができなかったという、主催者としての正直な反省です。

    【後編】では私たちがどう次の一歩を踏み出すのか、
    この悔しさをどう繋げていこうと考えているか?また書きます。

    (次の記事へ続く)