【研修事例紹介】湯灌(ゆかん)師の皆様に向けてのボイストレーニング:株式会社ティア様
湯灌(ゆかん)という言葉を皆様はご存知ですか?
「湯灌(ゆかんの儀)」は納棺前に行われるもので、
故人のお身体を洗い清めるお別れにおいてとても意義のある慣習です。
https://www.tear.co.jp/knowledge/bereaved/flow/coffin
先日、株式会社ティア様にて
社内で「湯灌師コンテスト」が開催され、そちらにオブザーバー(観客)として参加してまいりました。
https://www.tear.co.jp/
参加した理由は、今回
こちらのコンテストに向けてのプロジェクトに
参画させていただいたからです。
私がお伝えしたのは、
湯灌師の皆様への発声トレーニング。
ご家族との大切な時間となるので
しっかりお話を届けたい、
ただ、現状としては
まだマスクをつけて話すシーンも多く、伝わりづらいことがあるため、
とご依頼いただきました。
トレーニングとしてはこちらをお伝えしました。
・発声の基礎
・自身の客観視
・「話す」印象の仕組み
・印象アップトレーニング
・具体的な改善策
など
ご自身で「話す印象」をマネジメントできるように
していただきました。
また
日々続けていただきたいものに関しては
朝礼での継続をご提案したところ、
お忙しい中、しっかり実施をしてくださっている、とのこと。
コンテスト当日も、事前に
発声の準備やトレーニングをされている姿をお見かけし
嬉しい限りでした。
緊張感漂う中、始まった
「湯灌(ゆかんの儀)」コンテスト
エントリーされている方は、選ばれた皆様なので
最初のチームから所作が丁寧で、心がこもっていて、
心がジーンとするシーンが何度もありました。
「湯灌(ゆかんの儀)」は、
故人の体や髪を、洗い清める儀式であり、
故人のこの世での穢れ(けがれ)や苦しみを洗い流し、体を清める意味があります。
昔は自宅で遺族が行うことが通例でしたが
近年では葬儀社や湯灌師が遺族立ち合いのもとで行うことが一般的。
この儀式の意味を、どう伝えようか、と
日頃から常に考えていらっしゃるからこそ出てくるお声がけや心遣いを
何度も目の当たりにしました。
湯灌(ゆかん)という
故人の最期を見送る丁寧な時間がある、
そのことをもっと多くの方に知っていただきたいと思いました。
コンテストが終わって
こちらに出場をされた方からは
「トレーニングを受けられてよかったです!
おかげでしっかり丁寧に話すことができました。」
と声をかけていただきました。
お役に立てて幸いです。
この度は、プロジェクトへ関わらせていただき
ありがとうございました。
#話し声ボイストレーニング